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ヤフオクで「Cisco 26」と検索してみると、パーツなども含め100件以上が引っかかってきました。
ルーター本体は30~40件。 下は2,500円から上は50,000円まで、価格は実にさまざまです。

私たちが狙うのは、IOS12.3以降を搭載していて、(Fast)Etherポートが2つついている中古品。
Serialポートがついていれば、モアベターです。

UB川さん:「思ったより安いんだね」
S野さん:「使えるポートが少ないからでしょう。 これなんかBRI(ISDN用のインターフェース)が4つも付いてたって、使い道ないし。 我々にとっては、実質1Etherポートですもん」
N村さん:「理想的なインターフェース構成だと、こんどはIOSが古くなりますね」

私たちが探しているようなスペックだと、出品時は安くても、結局は25,000~30,000円で落札されているようです。

柏木:「後ろのフタがないのもありますね。 埃で壊れそう」
UB川さん:「ここにモジュールをはめるのか。 そっちもいろいろ出てるね」
S野さん:「・・考えてみたら、モジュールを買い足すって手もあるのか」
N村さん:「これはどうです? 1Ether,IOS12.3(22)で4,900円。 1Etherモジュールと合わせて、10,000円以下ですよ」
全員:「おぉ~!」

01_Cisco2610       02_NM-1E_①
[Cisco2610]                       [NM-1E_①]

これで1台は決まりましたが、もう1台がなかなか見つかりません。
結局、IOS12.1ラインのマシンを買うことにしました。 さすがに"show running-config"が使えないことはなさそうですし、人生には妥協も必要です。
元々の1FastEther/1Serialカードに、1Etherモジュールを加えて、約13,000円。 これなら許容範囲内です。

03_Cisco2620_sh _ver       04_NM-1E_②
[Cisco2620_sh ver]                  [NM-1E_②]

お次はスイッチです。 「Catalyst 29」で検索すると、200件も出てきました。
こちらはほとんどがスイッチ本体。 見るのが大変です。。。

まず価格で並べ替え、IOSのVersionなどチェック。 ルーターとはまた違って、12.1ラインが最新みたいです。

S野さん:「Version幾つならOKとか、ぜんぜん分かりませんね。 12.0が多いようだけど」
UB川さん:「これはもう、値段で決めちゃおうか?」

選んだのは、IOS12.0(5)WC17Catalyst2912XL-ENと、IOS12.0(5)WC10Catalyst2924XL-EN。 価格は、2912XLが4,900円、2924XLが2,500円。
ポート数の少ないほうが高いのは、IOSが新しいからかな?

05_Catalyst2912XL-EN       06_Catalyst2924XL-EN_sh ver
[Catalyst2912XL-EN]                 [Catalyst2924XL-EN_sh ver]


選定が済んで、いざ入札!という時になって、ちょっとした問題が発生しました。
ヤフオクで5,000円以上の商品に入札するには、"Yahoo!プレミアム会員"にならなくてはいけません。
月額294円はいいとして、指定銀行が4つしかないのがやっかいです。 

UB川さん:「ウチ(会社)の銀行はダメか。 新規開設してたら間に合わないし・・」

とりあえずO塩さんのポケットマネーから出してもらうことで、ここはクリア。

2~3日ですべて落札に成功。
入札時より多少値上がりしたものもありましたが、送料も含めて全部でおおよそ35,000円でした。 まずまずの買い物だったと思います。
そして、ダンボール箱が立て続けに送られてきました・・・

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疎通確認が済み、達成感と同時に、ちょっと一息つきたい気分です。
たかだか初期不良のチェックでもずい分いろいろあって、情報が頭からこぼれそう。
少し記憶の整理をしなくては。

そこでルーターは先生方にお任せし、溜まった本業の処理と、覚え書きの作成に専念すること半日。

3時ごろ、ひと休みついでに2人の様子を覗いてみると、なにやら彼らは小声で密談中です。

柏木:「また何かへんな話してるんですか?」
S野さん:「『また』って人聞きの悪い。 仕事の話ですよ」
N村さん:「研修用にコースというか、実機を使ったシナリオを作るとしたら・・ちょっと今の機器では不足のようなんです」

えー。 けっこういろいろやったけどなあ。
[起動~設定情報確認]、[IPアドレス設定]、[TFTPサーバへのバックアップ]、[スタティック・ルーティング設定]、[pingの疎通確認]

わたしみたいな初心者には十分と思いますが。

S野さん:「まあ、[パスワード設定/復旧]を足せば、入門コースは出来上がりって気もするけど」
N村さん:「しかし、"show run"とかの基本コマンドが使えないのは痛いです。 現場でも試験でも使えないコマンドを覚えても仕方ないでしょう」

うんうんとうなづくS野さん。
さらに話を聞くと、"CDP""IPv6"も使えないことが判明したとか。

N村さん:「IPv6もいまや試験範囲。 CDPなんて基本の位置づけですよ」
S野さん:「それで、もう少し新しいルーターを買いたいなあ・・という話をね」

この前は、これさえあれば大丈夫みたいなこと言ってたような・・。

N村さん:「ついでにスイッチ2台でVLAN間ルーティング。 シミュレーションの"例の問題"対策に必須でしょう」

2台?

S野さん:「欲を言えば、3台あるとスパニング・ツリーができるんだけどな」

3台?

柏木:「何台買うつもりですかっ。 予算出ると思います!?」
S野さん:「それは・・柏木さんの(ポンポンと二の腕を叩き)ここで何とか」
柏木:「は? 何言ってるんですか? ちょっと! 笑ってごまかさない!」
N村さん:「ほら、柏木さん、責任者ですから」

すっかり忘れてた。 まったく、こんな時だけ持ち上げて。

柏木:「幾らかかるんです?」
S野さん:「ルーターは最低でも2万・・IOS12.3以降だと、3万円近くするらしくて。 でもスイッチは1万以下ですよ」
柏木:「ぜんぶで4~5万?ダメダメ! そんな無理な交渉、ヒトに押し付けるなんてズルイですよ~」

協議の結果、UB川さんからO塩さんに話してもらうことになりました。
すると、あっさり・・

O塩さん:「実際、必要なんだね? ・・うん、いいよ! 買いましょう!」

さすが社長、太っ腹!

「CCNA旧試験のシミュレーション問題は、スイッチにVTPとVLANを設定、VLAN間ルーティング確立、というものに決まってました。 新試験になって、もう内容は変わってると思われます。悪しからず」(S野氏談)