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2008.08.27
疎通確認 その2
S野さん:「じゃあ、最初から順番に考えてみますか。 HostAからのpingパケットの動きを」
柏木:「えーと、それはRouterAに行きますよね?」
N村さん:「デフォルト・ゲートウェイに指定してるから、当然そうです。 それから?」
柏木:「RouterBへ・・・ルーティング・テーブルにもとづいて」
N村さん:「そのルーティング・テーブルの現状はというと」
[RouterA_ルーティング・テーブル]
N村さん:「何も設定を入れてないので、ルーターは直接接続の「192.168.1.0/24」と「192.168.2.0/24」のネットワークしか知りません。 ここに、HostB宛てのパケットが来たら?」
柏木:「ルーティング・テーブルに、『192.168.3.0ネットワーク』は無い・・宛て先到達不能(Destination unreachable)ですか」
N村さん:「RouterBのe0ポート宛てなら?」
柏木:「それも『192.168.3.0ネットワーク』だから、同じく到達不能」
N村さん:「つまり、RouterAに『192.168.3.0/24』宛てのルーティングを入れなければ、パケットがHostBまで届くはずがないんです」
[ping_宛先到達不能]
なるほど、こうして聞くと当たり前のことですねぇ。
・・・すると、なんでRouterBのs1ポート宛てがNGになるんでしょう?
直結の『192.168.2.0/30』なら、ルーティング・テーブルにあるのに・・。
S野さん:「とりあえず、スタティックで入れますねー」
[RouterA_ルーティング追加]
S野さん:「RouterAからHostBは通りましたよ」
柏木:「あの、なんでさっきは、RouterBのs1宛てがNGになったんですか?」
N村さん:「今もNGですよ。 やってみてください」
[RouterB_s1宛_NG]
ほんとだ。なぜ???
S野さん:「まあ、順番に行きましょう。 RouterAまで来たパケットは、ルーティング・テーブルに従ってs0ポートから送出される、と」
柏木:「RouterBに着いたら、同じようにRouterBのルーティング・テーブルに従って、HostB宛てに送られます・・で、到着」
N村さん:「そうすると、HostBはエコー・リプライを返します」
柏木:「?」
N村さん:「エラー・メッセージの"echo reply"。 柏木さん、『3分間ネットワーク』は知ってますか?」
柏木:「あー、聞いたことある。 有名なんですよね」
N村さん:「解りやすくてオススメです。 えー簡単に言うと、こちらからエコー要求のICMPパケットを送って、受信側がエラー・メッセージを返すのが、pingの仕組みです。 種類がたくさんある中で、エコー・リプライ・メッセージが戻れば、pingはOKということになります」
むむ、すこし見えてきたかも。
N村さん:「今、HostBからのエラー・メッセージは、デフォゲのRouterBまでは戻って来ますが、ルーティングを入れていないので、そこから進めません。 パケットは廃棄され、Pingはそのまま時間切れになってしまいます」
[エコー・リプライ_時間切れ]
わかりました。
さっきと同じで、RouterBは直接接続ではない「192.168.1.0ネットワーク」を知らないので、「192.168.1.1」宛てのエラー・メッセージ・パケットを、HostA向けに送れないんですね。
N村さん:「RouterBのs1宛てがNGなのも、同じ理由です。」
柏木:「『192.168.2.2』には到達してるんだけど、エラー・メッセージが戻ってこなくて時間切れ。 それで表示が"Requested timed out"だったんですね」
S野さん:「RouterBにルーティング入れますよー」

[RouerB_ルーティグ・テーブル] [RouterB_ルーティング追加]
S野さん:「RouterBからHostAも通りましたよ」
N村さん:「これで、往復の経路が確立しました。 柏木さん、疎通確認をしてみてください」
では、真打ち登場ということで(ウソです)、わたくしめが。
[RouterB_s1宛_OK] [HostB宛_OK]

ようやくpart5:end-to-endの疎通確認が終了です。
な、長かった・・・。
もう、今日の仕事は終わりかな・・・。
柏木:「えーと、それはRouterAに行きますよね?」
N村さん:「デフォルト・ゲートウェイに指定してるから、当然そうです。 それから?」
柏木:「RouterBへ・・・ルーティング・テーブルにもとづいて」
N村さん:「そのルーティング・テーブルの現状はというと」

N村さん:「何も設定を入れてないので、ルーターは直接接続の「192.168.1.0/24」と「192.168.2.0/24」のネットワークしか知りません。 ここに、HostB宛てのパケットが来たら?」
柏木:「ルーティング・テーブルに、『192.168.3.0ネットワーク』は無い・・宛て先到達不能(Destination unreachable)ですか」
N村さん:「RouterBのe0ポート宛てなら?」
柏木:「それも『192.168.3.0ネットワーク』だから、同じく到達不能」
N村さん:「つまり、RouterAに『192.168.3.0/24』宛てのルーティングを入れなければ、パケットがHostBまで届くはずがないんです」

なるほど、こうして聞くと当たり前のことですねぇ。
・・・すると、なんでRouterBのs1ポート宛てがNGになるんでしょう?
直結の『192.168.2.0/30』なら、ルーティング・テーブルにあるのに・・。
S野さん:「とりあえず、スタティックで入れますねー」

S野さん:「RouterAからHostBは通りましたよ」
柏木:「あの、なんでさっきは、RouterBのs1宛てがNGになったんですか?」
N村さん:「今もNGですよ。 やってみてください」

ほんとだ。なぜ???
S野さん:「まあ、順番に行きましょう。 RouterAまで来たパケットは、ルーティング・テーブルに従ってs0ポートから送出される、と」
柏木:「RouterBに着いたら、同じようにRouterBのルーティング・テーブルに従って、HostB宛てに送られます・・で、到着」
N村さん:「そうすると、HostBはエコー・リプライを返します」
柏木:「?」
N村さん:「エラー・メッセージの"echo reply"。 柏木さん、『3分間ネットワーク』は知ってますか?」
柏木:「あー、聞いたことある。 有名なんですよね」
N村さん:「解りやすくてオススメです。 えー簡単に言うと、こちらからエコー要求のICMPパケットを送って、受信側がエラー・メッセージを返すのが、pingの仕組みです。 種類がたくさんある中で、エコー・リプライ・メッセージが戻れば、pingはOKということになります」
むむ、すこし見えてきたかも。
N村さん:「今、HostBからのエラー・メッセージは、デフォゲのRouterBまでは戻って来ますが、ルーティングを入れていないので、そこから進めません。 パケットは廃棄され、Pingはそのまま時間切れになってしまいます」

わかりました。
さっきと同じで、RouterBは直接接続ではない「192.168.1.0ネットワーク」を知らないので、「192.168.1.1」宛てのエラー・メッセージ・パケットを、HostA向けに送れないんですね。
N村さん:「RouterBのs1宛てがNGなのも、同じ理由です。」
柏木:「『192.168.2.2』には到達してるんだけど、エラー・メッセージが戻ってこなくて時間切れ。 それで表示が"Requested timed out"だったんですね」
S野さん:「RouterBにルーティング入れますよー」


[RouerB_ルーティグ・テーブル] [RouterB_ルーティング追加]
S野さん:「RouterBからHostAも通りましたよ」
N村さん:「これで、往復の経路が確立しました。 柏木さん、疎通確認をしてみてください」
では、真打ち登場ということで(ウソです)、わたくしめが。
[RouterB_s1宛_OK] [HostB宛_OK]


ようやくpart5:end-to-endの疎通確認が終了です。
な、長かった・・・。
もう、今日の仕事は終わりかな・・・。
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ブログニュース 2008/08/30 Sat 10:23
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